脂漏性皮膚炎が起こる原因とは？頭皮に発生する仕組みを紹介

どうも最近頭にフケができるようになった。
そんなお悩みをもっている人へ。

単純にシャンプーがあわないすすぎが足りないという問題
ではなく「脂漏性皮膚炎」による頭皮トラブルによるもの。
この脂漏性皮膚炎はそもそもなぜ起こるのでしょうか？

私たちの頭皮には例外なく「マラセチア」という常在菌が
存在しています。菌というと良くないもののように思えますが
適度な量であれば頭皮環境を守るのに必要なものです。

ところが頭の皮脂分泌が増えるとマラセチアが活発化します。
増殖することによって頭皮にある皮脂が「脂肪酸」に分解。
この脂肪酸が頭皮に残ることが脂漏性皮膚炎の原因になります。

脂肪酸が発生することで皮膚に刺激が与えられます。それにより
皮膚が炎症を起こしてしまうんです。地肌が赤くなったり湿疹が
できてしまったり。ひどくなるとかゆみも発生します。

頭皮の血行不良や栄養不足によっても湿疹ができることがありますが
脂肪酸による頭皮ダメージが最も大きいものとされています。

マラセチアが増殖すると地肌のターンオーバーが早まってしまいます。
頭皮にも２８日サイクルで表皮が生まれ変わるターンオーバー。
通常の周期より早まりその影響で角質層がポロポロおちます。

ターンオーバーが早まったことによる角質層。これこそが「フケ」。
もともとの地肌の表面には未熟な角質細胞が現れることになり
刺激に弱く炎症も起こしやすくなるという悪循環に陥ります。

「洗ってもすぐにフケがでてしまう」
「シャンプーを変えても一向によくならない」
こうした理由があるからなんです。

「皮脂の過剰分泌」これをいかにして防ぐのかがカギを握ってきます。

脂漏性皮膚炎が起こる原因とは？