抜け毛を防ぐシャンプーはどれがいい?本当に抑えられるもの?
・頭皮を触ると、ガサガサしている。
・フケ、かゆみや皮むけ、もしくは湿疹がある。
頭皮が乾燥していても、脂性でも頭皮は「炎症」します。炎症がおきた頭皮は、毛根の成長をさまたげて「抜け毛」になります。
抜け毛を防ぐには、シャンプー選びがとても大事です。
「シャンプーで、本当に抜け毛は抑えられるの?」と半信半疑かもしれません。
自分の頭皮に合ったシャンプーを使えば、抜け毛を防ぐのは難しいことではありません。
どういったシャンプーを選べば良いか、お話ししていきます。
1.シャンプーで本当に、抜け毛は抑えられる?
シャンプー自体に、「抜け毛を防ぐ成分」は、入っていません。
抜け毛というのは「死んでしまった毛」です。どんな成分を与えても、復活することはありません。
シャンプーの目的は、「髪が抜けにくい頭皮を作る」こと。
炎症がこれ以上広がって抜ける前に、できるだけ頭皮を落ち着けて抜け毛を「予防」するためのものです。
シャンプーを使っても、抜け毛がすぐピタッと止まるわけではありません。使い続けて、抜け毛の本数を徐々に減らすのが目的です。
「育毛シャンプー、スカルプシャンプー」などを耳にしたことがあるのではないでしょうか。
これらのシャンプーは、抜け毛を止める成分が入っているわけではありません。頭皮の皮脂汚れをしっかり落として、毛穴の皮脂詰まりで脱毛するのを防ぐのが目的です。
たしかに汚れ落ちも大事なのですが、皮脂汚れが残るほど洗浄力が弱いシャンプーは、実はあまりありません。
洗浄力を無理に強くしなくても、皮脂汚れが毛穴を詰まらせる心配はないと言えます。
抜け毛は、「頭皮が荒れている」から起こっている可能性が高いのです。抜け毛を防ぐには「頭皮への刺激をおさえた」シャンプー選びをすると良いのです。
シャンプーの多くは「洗浄力重視」で、頭皮に負担になる洗浄成分が入っていたり、余計な添加物が入っているものが多いです。
知らない間にシャンプーで、頭皮が荒れるきっかけを作っているかもしれないのです。「頭皮に優しい」シャンプー選びをすることが、抜け毛を防ぐのに効果が高いと言えるでしょう。
具体的に、どういうシャンプーを選べば良いのでしょうか。
シャンプーはたくさんの刺激物が入っています。洗浄成分もそうですし、防腐剤や香料、着色料・・
数え上げるとキリがありません。ですので『最低限抑えたいもの』があります。
石油系界面活性剤とは、洗浄成分のことです。市販シャンプーの多くに使われていますが、皮膚に蓄積して「肌バリア」を破壊する恐れがあります。
もともとは、台所用洗剤にも使われるほどのものです。強い刺激というより、肌に浸透してジワジワとダメージが積み重なります。
頭皮が乾燥肌か、脂症肌かによって使うべきシャンプーは異なります。
たとえば頭皮の皮脂が少ないのに、洗浄力が強いものを使うと皮脂がなくなり乾燥します。
反対に、頭皮が脂っぽいのに、洗浄力がやさしいと脂汚れが残ります。
2.抜け毛を防ぐ、おすすめのシャンプー3選
石油系界面活性剤が一切入っていないものを、男女別に3つ紹介します。
ハーバニエンス(旧 ハーブガーデン) ※通販限定
「頭皮へのやさしさにこだわったアミノ酸シャンプー」が、ハーバニエンス(旧 ハーブガーデン)です。
アミノ酸シャンプーは市販でもいくつかありますが、アミノ酸をうすめて商品化しているものも多いので、しっかり確認しましょう。
アミノ酸はもともと原料代が高いので、純粋なアミノ酸を配合するのはお金がかかるからです。
ハーバニエンス(旧 ハーブガーデン)シャンプーは、アミノ酸のみを純粋に使ってシャンプーにしています。アミノ酸は洗浄力がやさしいので、頭皮の皮脂を残して洗えるという特徴があります。
頭皮の皮脂が残るので、髪の水分が逃げずに、頭皮のうるおいを保つことができます。
また、石油系界面活性剤を一切使っていないので、頭皮に余計な刺激をあたえずに洗えます。その結果、荒れた頭皮を落ち着けることができます。
女性向けのシャンプーですが、頭皮が乾燥しやすい男性にも合ったシャンプーです。
〜その他の特徴〜
●ハーブの力で、頭皮の炎症をしずめる
●無添加、オーガニック(植物由来)。
●ヒアルロン酸・セラミドといった美容液成分で保湿。
●植物オイルが、シリコンの代わりに髪をコーティング。
●低刺激シャンプーにありがちな、パサパサ・キシキシはゼロ。
価格:
シャンプーのみ:2000円。
シャンプー+コンディショナー:4000円。
※「使った後でも」返品できます。
「頭皮の皮脂をしっかり落としながら、頭皮環境を整える」シャンプーです。
スカルプシャンプーなのですが、市販のスカルプ系シャンプーだと、洗浄力が強すぎるものがほとんどです。
市販のは石油系界面活性剤を混ぜたものが多いのですが、「チャップアップ」シャンプーはほどよい洗浄力です。
「頭皮へのやさしさ」を優先させて作られており、石油系界面活性剤はもちろん一滴も使っていません。
荒れた頭皮を落ち着けて、頭皮環境を整えるエキスも充実しています。抜け毛予防として中身は充実しているのではないでしょうか。
〜その他の特徴〜
●アミノ酸をブレンドし、頭皮に優しいけれどしっかり皮脂を落とせる。
●炎症を抑える、植物エキスを配合。
●保湿成分が充実で、頭皮の過剰な皮脂を抑える。
●抗酸化成分で、皮脂が酸化して毛根にダメージを与えるのを防ぐ。
●ノンシリコンなので、皮脂詰まりによる脱毛を防げる。
●髪にハリ・コシ・ボリュームアップする成分を配合。
価格:
シャンプーのみ:4180円(男性なら2ヶ月〜2ヶ月半はもちます)。
※定期購入すると、シャンプー:3280円。
シャンプー+コンディショナー:5980円。
haru kurokamiスカルプ
※通販限定
もともとは「加齢による頭皮の衰えを、カバーする」ために作られたシャンプーです。
年齢とともに肌の抵抗力がなくなり、髪のハリやコシが失われていきます。そうした加齢対策として人気のものです。
アミノ酸をベースにしており、石油系界面活性剤は一切入っていません。頭皮を炎症から守れます。
どちらかというと女性向けですが、男性でも満足できる「しっかりした洗い心地」です。洗浄力が強すぎず、弱すぎずという絶妙のバランスを保っています。
〜その他の特徴〜
●髪を元気にする「キャピシル」を配合。育毛剤で主に配合される成分。
●髪にハリ・コシ・ボリュームアップする成分を配合。
●白髪予防。
●ノンシリコンなので、皮脂詰まりによる脱毛を防げる。
●無添加で、余計な成分を徹底的に「ゼロ」に。
●泡が強くて、しっかり洗える。
価格:
シャンプーのみ:3600円。
※コンディショナーいらずの、オールインワン。
※「使った後でも」返品できます。
3.シャンプーについての疑問
「抜け毛が大量にでないように、やさしく洗う」のは、間違いです。
余計な刺激をあたえないことは大事です。具体的には
地肌もしっかり洗わないと、皮脂汚れが残り毛穴に残ります。毛穴に残った皮脂が酸化して、また頭皮が荒れます。
やさしくしたからといって、抜けなくなることはありません。
たとえて言うなら、歯茎がぐらぐらしている歯と同じようなものです。いったんグラグラすると、もう抜いてしまうしかないのと一緒です。
むしろ、抜けてしまう毛はしっかり洗い流して、頭皮を清潔に保つ方が大事です。
育毛シャンプーと育毛シャンプーは、どう違うのでしょうか。
シャンプーはあくまで、頭皮環境を整えるためのものです。頭皮環境が整うことで、髪が抜けにくい強い地肌を作ることを目的にしています。
シャンプーでは「抜け毛を予防」することを目的にしたものなのです。髪が生えることまでは、期待しない方がよいでしょう。
育毛剤の場合は、髪を育てることを目的にしています。再び元気な髪が生えるように、毛母細胞に働きかけるのが育毛剤の役割です。