皮脂を取りすぎないシャンプーで薄毛ケアしたい!アミノ酸?スカルプ?
将来的な薄毛のケアをしたいけど、皮脂をとりすぎたらダメ?
抜け毛の原因になるのは、毛穴に皮脂が詰まってしまうから。有名な話ですよね。
市販のスカルプシャンプーは、余分な皮脂を取り除くことを目的として開発されたものも多いです。
ただ一方で、「皮脂はとりすぎたら余計に分泌される」という話があるのもご存知だと思います。
頭皮から分泌される皮脂は、本来は乾燥を防ぐためのもの。皮脂を取りすぎると、乾燥を防ぐために大量に皮脂が出てきます。
「皮脂をとった方がいいけど、取りすぎたら逆に出る」という悩ましい問題。
「だったら、どういうシャンプーを使えばよいの?」と困ってしまいますよね。
シャンプー選びのポイントについて、お話しします。
洗浄成分成分に着目
皮脂汚れを落としつつ、過剰な皮脂分泌を抑えるには洗浄成分の見極めがだいじです。
薄毛・抜け毛対策というと「スカルプシャンプー」「育毛シャンプー」という名前で探してしまいがち。
一見、皮脂汚れをしっかり落としてくれそうなイメージを持つかもしれません。
ですが、スカルプシャンプーといっても洗浄成分はメーカーによってバラバラなのです。
シャンプーの皮脂汚れを落とすには「洗浄成分に、何を使っているのか?」が大事です。
つまり、スカルプシャンプーといっても、洗浄力が強すぎるものから弱いものまで、さまざまなのです。
シャンプーの洗浄成分は4つに分かれます。「石油系・オレフィン系・アミノ酸・石鹸系」
市販シャンプーのほとんどが石油系といい、強力な脱脂力で皮脂をとり、過剰な皮脂分泌を招く元凶になっています。
オレフィン系も石油系に近い洗浄成分なので、注意が必要です。
中には「石油系界面活性剤不使用」といいながら、オレフィン系を使っているものもありますので注意を。
ちなみに、頭皮にやさしそうな石鹸系も強め。アミノ酸を洗浄成分に使ったものが、一番良いです。
アミノ酸シャンプーは人間の髪などを作り出すたんぱく質の原料。
もともと頭皮になじみがある成分で、頭皮をいわたりながら優しく洗浄します。
アミノ酸の中でも、種類がある
アミノ酸シャンプーの中でも、使われているアミノ酸の種類によっていくつかのタイプに分かれます。
1.石油系+アミノ酸
2.ベタイン+アミノ酸
3.アミノ酸のみ
市販のアミノ酸シャンプーの大半が、1.のタイプです。
洗浄力が強力な石油系と、洗浄力がやさしいアミノ酸をブレンド。当然、洗浄力は強くなりアミノ酸の意味がありません。
なぜこういうことをするのかと言いますと、見た目はアミノ酸シャンプーとうたえば売れるからです。
アミノ酸シャンプーは、ほんの少しでもアミノ酸が入っていれば広告しても良いので、こうした問題が起こります。
アミノ酸自体の原料が高いので、少しでも石油系のものをまぜて薄めようとしているのです。
皮脂汚れをなくしたいのに、過剰に皮脂を出す原因になるので注意を。
通販・サロン系など成分にこだわったシャンプーに多く見られるタイプです。
ベタインという植物から抽出した成分で、頭皮に優しく保湿力がある成分です。アミノ酸との親和性も高いです。
アミノ酸に悪影響はありませんが、アミノ酸の濃度が落ちますので、本来のアミノ酸の効果を100%発揮できるシャンプーとはいえません。
もちろん、石油系を混ぜたシャンプーに比べるとまともですが・・
○アミノ酸系のみ
シャンプーの種類としては、かなり限定されてきます。
アミノ酸をいくつかブレンドしていて、適度な洗浄力に調整してくれるのがこのタイプです。
値段はやや高価になりますが、しっかり皮脂汚れを落としつつ過剰皮脂から頭皮を守るには最適なシャンプーです。
「アミノ酸のみ」を配合した「スカルプシャンプー」を使うことで、皮脂対策はしっかりできるようになります。
アミノ酸のみを配合したスカルプシャンプーは?
一番のおすすめは「チャップアップシャンプー」です。男女兼用で使えるシャンプーで、アミノ酸のみで頭皮環境を整えます。
チャップアップ
アミノ酸系にありがちな洗浄力の弱さというのがなく、しっかり泡立ちますし汚れ落ちも良いです。
アミノ酸の質にこだわるなら、ハーブガーデンシャンプーというのも良いです。
どちらかというと乾燥気味の頭皮の方に向いています。アミノ酸の質の高さはこのシャンプーがベスト。
泡立ちという面では、チャップアップよりもやや落ちます。ですが頭皮へのやさしさがあるので、頭皮の刺激が気になる人にも良いです。
いずも通販限定になります。値段は高いですが、スカルプDなどの育毛系シャンプーと同じくらいの値段水準になります。
市販シャンプーと比べると泡立つ量に物足りなさを感じるかもしれません。ですが、泡立ち=洗浄力ではありません。
市販のものは、泡立ちを良くする添加物が混じっているケースも多いです。大事なのは、洗ったあとに皮脂をしっかり取れるか?なので。
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