頭皮の乾燥がひどい時の保湿ケア|正しいやり方と選び方を紹介!
乾燥した頭皮は、どんなケアをすればよいのでしょう?
●パラパサしたフケ、かゆみが出てくる。
●頭がガサガサになる
●抜け毛が気になる。
とりあえず頭皮をローションなどで水分補給している方も多いと思います。でも、水分をつけてもすぐに蒸発してカラカラ・・
「どうやって水分が逃げるのを防げばいい?」
「水分をしっかり補給するには?」
頭皮の乾燥を防ぐ保湿ケアについて、お話しします。
[ フケが出るのはシャンプー選びが悪い ]
頭皮が乾燥してフケがとまらない場合、『使っているシャンプーの洗浄力が強すぎる』ことが考えられます。
特に市販シャンプーのほとんどが、「台所用の洗剤」と同じ洗浄成分を使っているんですよ!
頭皮を洗いすぎると余計に頭皮が乾燥し、フケやかゆみが出やすくなるのです。
フケやかゆみが治まるまでの間は「洗浄力がやさしい、フケ用シャンプー」を使うことをオススメします。
1.頭皮の保湿に必要な、3つのステップ
乾燥を防ごうと、どうしても「水分を与える」ケアばかり考えてしまいがちですが・・
頭皮が乾燥する多くの場合、「水分が蒸発しやすい」頭皮になっています。
普段は何気なくシャンプーをしていると思いますが、頭皮の「皮脂」をとりすぎてしまいがち。頭皮の皮脂は水分を閉じ込める「フタ」の役割を果たします。
シャンプーをするたびに、"フタ"をする皮脂がなくなってしまうので、いくら水分をおぎなっても意味がありません・・。
●洗浄力が強すぎるシャンプーを使っている
●1日に何度もシャンプーをしている(シャンプーのしすぎ)
●洗うときの温度を熱めにしている(皮脂が溶けてしまう)
いずれかにあてはまっていませんか?
特にわたしたちがやりがちなのは、「洗浄力が強いシャンプー」を使うこと。
市販の安価なシャンプーに多いのですが、原料代を安くするために「見せかけ」だけを良くしているケースがほとんどなのです・・。
「石油系」の洗浄成分が入っているシャンプーは、避けましょう。
シャンプーの洗浄成分は、大きく4つに分かれます。下記の表をご覧になってみてください。
石油系のものは台所用の洗剤でも使われるほど、強い洗浄成分なのです。"洗うたび"に皮脂を根こそぎ落として、水分が逃げやすくなります。
頭皮の乾燥を防ぐには、「石油系」以外のシャンプーから選ぶようにしましょう。
※アトピー持ちの方は、頭皮が炎症を起こして、荒れやすくなります。
※アトピーの症状を落ち着ける、頭皮をいたわるシャンプーが効果的です。
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シャンプー選びも大事ですが、水分を与える前の「下準備」もしっかりしておきましょう。なぜなら、普通に水分を与えても「ちゃんと頭皮に浸透しない」からです。
皮膚(角質)は乾燥すると固く厚くなります。水分を逃がさないように、自然に体が反応します。(角質肥厚と言います)
角質が固く厚くなっているので、水分を与えても表面で止まってしまうのです。肌は「角質層」と呼ばれる場所まで入れないと、水分をキープできません。
角質をほぐすのであれば、「育毛剤」を使うというのも一つの方法です。
「薄毛や抜け毛に困っていないのに、どうして育毛剤なの?」と思うかもしれません。
ですが育毛剤には、「角質をほぐして、保湿成分を浸透させる」ことができるのです。
メーカーによって成分は違いますが、角質溶解(とかす)成分、毛穴を開く成分などいろいろあります。
育毛剤を使えば、角質をほぐして浸透しやすくするだけでなく、頭皮への水分補給もできます。
もともとは"髪に栄養を与える"エキスですから、"薄毛でない人"が使っても頭皮への悪影響はありません。
頭皮が乾燥すると、炎症を起こして「抜け毛」がでやすくなるのはご存じでしょうか?
フケやかゆみ、ガサガサが起こるのは「炎症」の一つの症状なのです。
炎症というと、湿疹や赤みを連想されるかもしれません。ですが、炎症は「フケ・かゆみ・ガサガサ硬くなる」のも症状の一つなのです。
皮膚の表面が荒れているので、毛根にも炎症が広がると「抜け毛」が増えてしまいます。
一度抜けた毛は、いずれ生えてきます。ですが、頭皮は「ヘアサイクル」がありますので、その周期に逆らって抜けた毛は簡単に生えてきません。
少しでも抜けた毛が本来のヘアサイクルに戻るように、育毛剤で髪に栄養を与えることが有効です。
抜けた髪のフォローもできるのが育毛剤です。頭皮が乾燥しやすい方は、将来の薄毛予防のためにも育毛剤を使うメリットがあります。
頭皮をしっかり保湿するには、
●育毛剤などで「角質」をほぐして、水分補給しやすくする。
●洗浄力が弱いシャンプーを使い、水分の蒸発を防ぐ
という2つのケアをしっかり行いましょう。
頭皮をしっかり保湿するには、ただ水分を与えるだけでは思うようにうるおいません。
頭皮の皮脂を落としすぎないように、シャンプーをやさしいものに変えたり、頭皮が固いのであれば「頭皮をほぐす」ケアをするのも効果的です。
やみくもにケアするのではなく、一つ一つのケアを今一度、振り返ってみてはいかがでしょうか。
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