顔や首の肌荒れが繰り返し起こる|シャンプーのせい?年のせい?
ある日を境に突然、顔や首のあたりが荒れて困っている・・
ちょうど後頭部の生え際だったり、うなじの辺りから出る湿疹。
かゆみがあったり、赤く発疹が起きて恥ずかしいですよね・・
特に、お仕事があるときに髪をポニーテールで縛っていると大変。
髪を下ろすこともできないし、でも髪をあげたらボツボツが見えて恥ずかしい。
あと、顔にも吹き出物ができたり、ポツポツの赤みができては治って・・の繰り返しになってませんか?
顔も首も、シャンプーの洗い残しが付着する場所ですよね。襟付きのYシャツがあたるという可能性も考えられますが・・
「シャンプーのせいかな?」と半分思っているかもしれません。
いったいどうして、顔と首だけ荒れてしまうのか。
どういうケアをすれば、きれいな肌を取り戻すことができるのか。
まとめてみました。
原因は、やっぱりシャンプーのせい?
シャンプーが皮膚に残って、それが刺激になっている?
でも、シャンプーを最近変えているわけでもない・・という場合もありますよね。
たぶんシャンプー?もしかして他の原因もある?とモヤモヤしていませんか。
いずれにしても。
シャンプーを変えてなくても、シャンプーの成分が「肌荒れ」の原因です。
シャンプーのシリコンが顔や首に付着したことが原因で、荒れることがあります。
ずっと慣れ親しんでいたシャンプーでも、ある日を境に突然荒れることはあります。
ズバリ・・年齢によるものです。
つまり、加齢により肌の「バリア機能」が衰えたのが引き金になっています。
今までは肌が丈夫だったので、シリコンという刺激物が入っていても問題ありませんでした。
ところが。
肌バリア機能が衰えると、これまで刺激にならなかったものが、刺激になってしまうのです。
お肌の曲がり角は、25才を境に来ると言われていますよね?
それはスキンケアに限った話じゃないのです。
顔も首も頭皮も、同じ一枚の皮膚で繋がっています。もちろん厚みに違いはあれど、同じ皮膚。
外部の刺激(シリコン)から肌を守る、肌バリアが弱くなるので荒れてしまうのです。
生まれつきアトピーでなくても、肌が弱く敏感になってしまうのです。顔と一緒。
人によって出る症状はいろいろで、「かゆみ・湿疹・皮むけ・赤み」などがあります。
〜参考:どうしてシリコンが肌バリアを弱くする?〜
そもそも、シリコンは車のワックスにも使われる成分だというのは、ご存じでしたか?
それだけ強力なコーディング剤なんですね。それが髪だけでなく、地肌に触れると・・
(ちなみに、シリコンは「ポリマー」の一種です。複雑になるので、省略します)
元々シリコンは、髪に付ける分には良いモノです。滑りをよくしてきしみを軽減したり、ツヤを出したり・・
ただ、それが地肌についてしまうのが問題なのです・・
シリコンの油分が毛穴に詰まって、それが炎症を起こします。
毛穴周りには、同じ油分の「皮脂」があります。皮脂だと天然の成分なので、詰まることはありません・・
シャンプーの人工的な成分は、頭皮に蓄積される
「いや、シャンプーは毎回お湯で洗い流すから問題ないよね?」と思いますよね。
地肌についた時点で、肌が荒れてしまうという説もあるのですが・・
仮に洗い流しても、人工的な成分は皮膚に吸収されてしまう説が有力です。
つまり、皮膚に悪いものはシャンプーで使うのはダメということ。
〜ここまでのまとめ〜
●顔や首が荒れるのは、シャンプーが原因。
●加齢によって、今まで何でもなかった刺激を感じるようになった。
●もともとシャンプーのシリコンは、肌にダメージを与える成分。
●シャンプーが地肌につくと、早かれ遅かれダメージになる。
肌荒れを治すには、どうすれば良い?
皮膚科に行っても、あくまで症状をおさえるための薬しか出されません。
ステロイド入りの塗り薬だとか、クリームだとか。
もちろん、我慢出来ないくらいムズムズして「耐えられない!」というならGOですが。
そもそも、普段お仕事をしていると、なかなか通院する時間も持てなくありませんか?めんどうだし。
根本から治療できるのなら、行く価値はあるとは思いますが・・
結局のところ、シャンプーを変えるのが一番現実的なケアになります。
当然「ノンシリコンシャンプーが良い」と思いますよね?
たしかに、シリコンが入っていないのは大前提なのですが。
市販のノンシリコンシャンプーを適当に探して使っても、また肌荒れしますよ。
なぜかというと。
シャンプーはシリコン以外にも、刺激となるものはたくさんあります!
洗浄成分もそうだすし、香料や着色料、アルコール、防腐剤。
かなりの「添加物」が、シリコン以外にも含まれているのですね。
肌バリアが弱くなった私たちの肌だと、シリコンをブロックするだけでは完全ではなく。
「本当に低刺激のシャンプー」を使うのが、一番大事なことですよ。
シャンプーが仮にうなじや生え際、おでこやほっぺたについても大丈夫なもの。
くれぐれも、ノンシリコンという言葉だけで判断しないようにしましょうね。
いずれにしても、今の状態のままだと、ますます肌はデリケートになってしまいます。
少々高くても、シャンプー選びをしっかりこだわった方が、きれいな素肌は取り戻せますよ。