大人アトピーが頭皮にできるって本当?その正体と、シャンプーでの防ぎ方
大人アトピーと言われても、どうもピンと来ない・・
●大人アトピーって、どうしてかかってしまう?
●一度かかってしまうと、もう治らないの?
●やっぱり、皮膚科にいくべき?
今まで、アトピーやアレルギーとは無縁だった人生。
それがいきなり「頭皮アトピー」と言われたら驚きますよね。
「何それ?いまさらそんなものにかかるの?」
「アトピーは小さいころかかって、大人になって治るもの」
アトピーに詳しくなくても、なんとなくそんなイメージをお持ちではないでしょうか。
ところが。
大人になってから、アトピーになってしまうことも"普通にあります"。
しかも、アトピーは放置すると悪化する可能性があります。
驚かすようなことを言ってすみません。でも、それは事実なのです。
頭皮にフケのようなものや、かゆみが出てきている方が大半だと思いますが。
アトピーが「悪化」すると・・
●かゆみが悪化し、常にポリポリかいてしまう。
●無意識に頭皮を強くかいて、毛根が炎症を起こして抜け毛に
●単なる脱毛とは違うので、皮膚科で数カ月の治療が必要
という可能性が、普通に起こってしまうのです。
だから、今はまだフケがでたり・かゆくて気になる。という症状で収まっているかもしれません。
アトピーが厄介なのって、
●自然放置しても、治らない
●皮膚科にいったからといって、完治しない
という点があるのです。
アトピーは、「できたり治ったりを繰り返す」というものなのです。
つまり、完治ということがなく、明確な治療法も確立されていない分野なんですね。
どうして、アトピーは完治が難しい?
アトピーはわかりやすく言いますと、”体の抵抗力”が弱くなって起きるもの。
もっと詳しく言うと、皮膚にある「肌バリア」とよばれる部分が弱くなっているのです。
肌バリアってご存知でしょうか?聞いたことあるような、ないような・・
余計なものとは、「ホコリ・ダニ・ハウスダスト・シャンプー」などの有害物質が皮膚の中に入らないようにします。
肌バリアは別名「角質層」とも呼ばれていて、角質という細胞が「お菓子のミルフィーユ」のように並んでいます。
アトピーの人は、「ミルフィーユ」が崩れてくしゃくしゃになっているイメージ。
ミルフィーユが崩れてしまうと、ホコリやダニなどの刺激が、モロに肌の中に入ってしまいます。
だから、かゆみ・フケのようなもの・湿疹などの症状がでてしまうのです。
もともと、体がもつ抵抗力の問題。
その点では、風邪と似ているかもしれません。抵抗力が弱くなると風邪をひいてしまいます。
「誰でもかかる可能性があって、体が弱るとかかるもの」という点が共通しています。
「アトピーは、"皮膚の風邪"のようなもの」。
一生、風邪をひかない人というのはおそらくいないと思います。それと同じことなのですね。
〜参考:〜アトピーはうつる?〜
アトピーは「菌」が原因ではありませんので、他の人にうつることはありません。
また、頭にできたからといって体の他の部分にうつることもありません。
あくまで、皮膚が弱っている状態なのです。
どうして、大人になってから肌バリアが弱くなる?
今までの話をまとめると、
肌バリアが弱くなる⇒外部刺激に反応してしまう⇒フケのようなもの・かゆみ など
これがアトピーの流れです。
小さい頃からアトピーになるのは、生まれつき「肌バリア」が弱いというのがあります。
大人になってからアトピーになるのは、次の2つの理由です。
●体の免疫力が弱くなってしまった
⇒ストレス・体質の変化・加齢による衰え など
●皮膚が乾燥している
⇒肌バリアの中は、水分でくっついているため。
アトピーは特殊なものではなく、"誰が""いつ"かかってもおかしくないものなのです。
ただ症状は、軽度のものから重度のものまで、個人差が大きい部分です。
頭皮だけにフケのようなものができる場合もありますし、かゆみで一睡も眠れないほど深刻な人もいるのです。
どういったケアをすればよい?
皮膚科にいったからといって、アトピーが完治するわけではありません。
あくまで、我慢出来ないかゆみや頭皮の炎症を抑えるために、行くところです。
ステロイド薬でかゆみ・炎症を抑えるというのが、主な治療法です。
もともと人間の体からも分泌されている「ステロイド」。使った事がなくても、なんとなく悪いイメージがあるかもしれませんね。
ステロイドは、あくまで「その場しのぎ」の治療法です。
我慢出来ないかゆみを抑えるのに、"やむを得ず"使うためのものなんですね。
我慢出来ないからといって、長期間つかってしまうと「免疫力が低下」します。
免疫力が低下すると、肌バリア機能も弱くなってしまい、結果としてさらにアトピーが悪化します。
だから、基本的には「ステロイド」に頼らない生活をしなければならないのです。
「じゃあ、アトピーになったらどうしようもないってこと?」
そんなことはありません。
シャンプーをしっかり見直すことで、アトピーの症状は抑えられます。
頭皮にいかに刺激のないものを使うかが、ポイントです。私の体験を踏まえながら、紹介します。
大人アトピーを解消するための、シャンプー選び
行きつく先は「無添加シャンプー」。でも、使うと"髪がひどいこと"になりませんか?
私は市販の無添加シャンプーをいくつか使ってきました。
●カウブランド無添加シャンプー
●ミヨシ 無添加石鹸シャンプー
洗っている時から指通りが悪くてキシキシするし、髪を乾かした時もパサパサして手触りも最悪。
トリートメントカバーすればいい話ですが、つけた髪が肌に触れるとかゆくなるんですよね・・
とにかく私は、「無添加シャンプ」ーにいいイメージがありません。
「何か良いシャンプーはないものか?」と調べに調べてみたところ。
●刺激がない
●洗い上がり・使い心地が良い
の2つをカバーできるシャンプーがあることを知りました。
「アトピーだから、使い心地は我慢・・」しなくても大丈夫ですよ。
市販の「無添加シャンプー」ではダメ
シャンプーには、"髪の状態を良くする"いろいろな成分が入っています。
●指通りを良くする「シリコン」
●良い香りを出す「人工香料」
●髪の潤いを保つ「保湿成分」
頭皮には刺激になりますが、髪にとっては悪いモノばかりではないのです。
一般的な無添加シャンプーは、「シリコン」「人工香料」「保湿成分」をカットしています。
『刺激を抑えること』が優先されるので、最低限の成分しか入れません。
だから、指通りは悪いし、髪がパサパサになるのです。
だからといって、シリコンや香料など「人工的な成分」を使えば、頭皮には刺激になる・・
どっちかを優先すれば、どっちかがダメになるのが悩ましいところ。
ですが。
両方をクリアできるシャンプーがあります。
「"天然成分"入りの、無添加シャンプー」をご存知でしょうか?
〜"天然成分"入りの、無添加シャンプーの特徴〜
●指通りを良くする「シリコン」⇒植物オイルでコーティングして指通りを良くする。
●良い香りを出す「人工香料」⇒植物エキスから抽出した「天然オイル」。
●髪の潤いを保つ「人工保湿成分」⇒植物エキスやオイルを使用。
人工成分を、植物などの"天然成分に置き換えている"のです。
天然成分なら、頭皮にもやさしいですし髪のギシギシ・パサパサも防げるのです。
デメリットは、「価格が高くなる」というところ。
人工的な成分だと大量生産できるのですが、天然成分ですと原料が高く、加工する手間もかかります。
両者の違いをまとめてみました。
"普通の"「無添加シャンプー」 |
"天然成分入り"「無添加シャンプー」 |
|
---|---|---|
画像 |
||
代表的な |
ミヨシ 無添加石鹸 |
ハーブガーデン |
添加物 |
なし |
なし |
保湿成分 |
なし |
あり |
シリコン |
なし |
なし |
価格 |
安い |
やや高い |
○安さ重視、"ギシギシ・パサパサ"を我慢できるなら
⇒"一般的な"無添加シャンプー
○刺激を抑えて、髪の仕上がりや洗い心地も重視したい
⇒"天然成分入り"の無添加シャンプー
という形で、選ぶと良いです。
"天然成分"入りの無添加シャンプー3選
いずれも「無添加」かつ「髪の仕上がり・洗い心地」を良くしたシャンプーです。
天然由来成分100%
頭皮へのやさしさはNo1
○人工的な成分を一切使わず、"天然成分100%"のオーガニックシャンプーです。
○シリコンの代わりに、3種の「天然オイル」でコーティング。
○植物エキス・ヒアルロン酸などの「天然保湿成分」。
○植物のハーブから抽出した、「天然の香料」。
○アトピーの症状が重いと、水道水の塩素が刺激になることがあります。殺菌作用のあるハーブを混ぜた水を使っているので、安心です。
○お子さんと一緒に愛用している方も多いです。
価格:2000円(コンディショナーとセットで4000円) ※約2ヶ月分
※使った後も、返品OK。
天然由来成分100%
コスパNO1
○余計な成分、使い心地の悪さを「ゼロ」にした、アミノ酸シャンプーです。
○シリコンの代わりに、オリーブ・オレンジによる「天然オイル」でコーティング。
○植物・食品から抽出したエキスで、保湿。
○柑橘系のほのかな香りがする、「天然の香料」。
○リンス、コンディショナーも不要のオールインワン。コスパ良し。
○髪のハリ・コシを取り戻す成分も充実。髪のエイジングケアもしたい人に。
※"使った後も、返品OK"。
天然成分を配合
抜け毛も気になる方に
○もともとは育毛用シャンプーですが、無添加系のシャンプーとしても優れています。
○シリコンの代わりに、植物エキスで指通りをカバー。
○植物・食品から抽出したエキスで、保湿。
○柑橘系のほのかな香りがする、「天然の香料」。ただし、ほぼ無香に近い。
○頭皮が荒れるだけでなく、抜け毛も気になる方に向いています。
価格:3180円 ※1ヶ月分
※使った後も、返品OK。
気になる疑問
肝心の頭皮への刺激が弱かったら、意味がありませんよね。
一般的な無添加シャンプーと同等か、それ以上に頭皮にやさしいです。
今回紹介した3つのシャンプーはいずれも、頭皮に刺激になる成分は使っていません。
○石油系界面活性剤(ラウリス硫酸〜・ラウレル硫酸〜)
○シリコン
○防腐剤
○人工香料
○人工着色料
メーカーの通販ショップで購入できます。ドラッグストアでは売っていません。
「シャンプーをわざわざ通販で・・」という気持ちになりますよね?
たしかに、そう思う気持ちわかります。
ですが、通販シャンプーは「使った後でも、返品できる」という良さがあります。
アトピーもちだと、いくら頭皮に良いとわかっても「合う合わない」って気になるじゃないですか。
市販のものだったら、一度使ったら返品はダメですけど。ここで紹介したシャンプーなら、「使った後でも返品OK」です。
シャンプー選びで、失敗を避けるという面でも、良い制度だなと思います。だから気軽に試せます。
ハーブガーデン |
haru黒髪スカルプ・プロ |
マイナチュレ |
|
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画像 | |||
添加物 | ◎ |
◎ |
○ |
シリコン | ◎ |
◎ |
○ |
保湿成分 | ◎ |
○ |
○ |
香料 | ◎ |
◎ |
○ |
その他 | ハーブ水で、水の塩素を防ぐ |
髪に"ハリ・コシ" |
"抜け毛"のケアもできる |
価格 ※シャンプーのみ |
2000円 |
3600円 |
3180円 |
1ヶ月あたり | 1000円 |
1800円 |
3180円 |
使った後の返品 | OK |
OK |
OK |
メーカーのページ |
3つのシャンプーはいずれも、無添加シャンプーで「天然成分」が入っています。
市販の無添加シャンプーにありがちな、"使い勝手の悪さ"はないです。
3つのシャンプーの中で、「アトピーへのケア」で考えるなら「ハーブガーデンシャンプー」が一番良いです。
"頭皮へのやさしさ"という点で、最もすぐれているからです。
コスパで考えるなら「haru黒髪スカルプ・プロ」・アトピーで抜け毛も出てくる方は「マイナチュレ」が良いです。