無添加シャンプーだと逆に抜け毛が増える?薄毛を防ぎたい方へ
抜け毛には無添加シャンプーが良いって、言ってなかった?
いつのまにか、髪からごっそりと抜け落ちる毛。焦ってしまいますよね。
一刻も早く、ケアをしないと・・と色々取り組んでいると思います。
「無添加シャンプーを使ったら、抜け毛が増えた」
本当は抜け毛を予防するのに、頭皮に優しいものを使っているのに。逆のことが起きていませんか?
「このまま使い続けるべきか?」
「辞めといた方が良いのか?」
「シャンプー以外の何かに、原因があるのか?」
判断がつかず、どうにも身動きが取れない方もいると思うんです。
抜け毛をシャンプーで防ぎたい!と思っている方は、参考にしてみてくださいね。
気になる疑問Q&A
Q.このまま使い続けていれば、やがて良くなるの?
「もしかして、まだ頭皮が無添加になれていないから?だったら続ければ良くなるのかな?」
スキンケアもそうですが、肌に新しいことをはじめると、一時的に調子が悪くなることがあります。
でも肌が慣れてくると、本来の自活力を取り戻す・・という「好転反応」を期待していたりしませんか?
無添加シャンプーに限っては、このまま使ってもダメです。
肌が慣れている、慣れていないという問題ではないのです。肌に合っていないから、荒れているのです。
合っていない原因は、大きく分けて2つが考えられます。
どんな肌質の人も、無添加シャンプーを使えばよくなると思っていませんか?
無添加シャンプーを使って効果が期待できるのは「乾燥肌」の人のみですよ。
頭皮が皮脂でベトベト、脂っぽい人は「スカルプシャンプー」で皮脂を落とさなければなりません。
⇒スカルプシャンプーなら、どれがいい?
無添加のもので改善するのは、乾燥して皮膚が荒れている人の場合。
脂っぽい肌の場合「皮脂詰まり」で炎症を起こしているからなのです。抜け毛といっても、起こる原因が違うのです。
乾燥肌の人でも、無添加シャンプーを使い続けて悪化することがあります。
それはいったい、どうしてなのでしょう。
完全な「無添加シャンプー」では、なかったから。
無添加シャンプーという表記に、特段の決まりはありません。「この成分が入っていないとダメ」ということはないのです。
だからメーカー側は、シリコンだけ入れてない。もしくは、防腐剤だけいれていない。こんな状態でも「無添加」と言えるのです。
頭皮に刺激になる成分は1つ2つではありません。他にも香料やアルコール、着色料などいくつかの成分があります。
頭皮に刺激になるものを「すべて」無添加にしないと、刺激になってしまうのです。
特に市販シャンプーだと、そこまで手間暇をかけずに大量生産しやすい成分を採用します。
もし、今お使いのシャンプーが「市販の無添加シャンプー」なのであれば、添加物が刺激になって荒れているのです。
100%無添加というシャンプーを作るのは無理ですが、「頭皮に刺激になる添加物」を一切なくしたシャンプーを選ぶことが大事です。
安いから・・という理由でシャンプー選びをしても、思うような働きはしてくれないものですから。
添加物が入っていないことも大事ですが、洗浄成分も大事です。
市販シャンプーのほとんどが「石油系・オレフィン系」という強い洗浄成分を使っています。
洗浄力が強いと皮脂を奪って乾燥します。乾燥すると肌のバリア機能が弱くなるので、ますます荒れて抜けやすくなります。
できるだけ刺激の少ない、アミノ酸を洗浄成分としたシャンプーを使うことも大事です。
アミノ酸とは、人間の体を作る「たんぱく質」から作られているものです。
体になじみがある上に、刺激が弱いので地肌にやさしいんですね。
アミノ酸シャンプーは高価な洗浄成分だけに、他の安い洗浄成分と混ぜたものも多いので、注意はしておいた方が良いです。
いずれにしても、中途半端な無添加シャンプーを使うのはやめた方がいいです。
本格的な育毛シャンプーなら、高くてもやむをえない。でも無添加シャンプーなら安いの・・と考える方も多いのですが。
頭皮ケアをしっかりするなら、市販にこだわらずにちゃんとしたものを使う習慣をつけた方が良いですよ。