脂漏性皮膚炎になったら何科が良い?皮膚科の治療法を紹介
「フケが収まらない場合、病院に行けば治るの?」
「何科に行けば、治療できるの?」
いろいろケアしても、フケが一向に治まらなくて困っていませんか。
自宅でのケアに限界を感じて、お医者さんに診てもらいたいと考えている方へ。
病院で診てもらうことは、可能です。
ただし、脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)の場合に限られます。
脂漏性皮膚炎とは、皮脂がたくさん出ることで菌が増え、頭皮がダメージを受けた状態です。
・脂症フケができる(頭皮の皮むけ・かさぶたのような大きいフケ・髪にからみつく)
・湿疹ができる。
・かゆみがある。
といった症状があります。
●脂漏性皮膚炎を根本から改善するには、シャンプーから
脂漏性皮膚炎の改善に一番有効のは、市販のシャンプーを『一時的に』辞めることです。
市販の薬用シャンプーでは、脂漏性皮膚炎の原因となる"菌"が逆に増えてしまいます。
『頭皮の「菌」のバランスを改善するシャンプー』に切り替え、症状が落ち着いてから市販シャンプーに戻しましょう。
1.病院は何科に行けば良い?
具体的な治療法ですが、
・頭皮の炎症を抑える
・皮脂を抑える薬を処方
してもらえます。
※皮膚科によって、治療方法に若干の違いがあります
頭皮の炎症を抑える
"頭皮のかゆみ・湿疹"を抑えるための「塗り薬」が処方されます。
ステロイドなので危険なイメージをもたれるかもしれません。長期にわたって使わない限り、皮膚に影響はありません。
ただし、あくまで"かゆみや湿疹"を抑えるための薬。「フケ」を抑える薬は、残念ながらありません。
皮脂を抑える薬を処方
脂漏性皮膚炎は「皮脂」が過剰にでた結果、「菌」ができるのが原因です。
「菌」を抑える薬はありません。一番効果があるのは、菌を抑えることなのですが・・。
皮膚科では、皮脂を抑える薬が処方されます。
正確には、薬と言うより「ビタミン剤」です。
皮脂を抑える"ビタミンB2"と"ビタミンB6"を、2週間程度処方されます。
2.病院での治療法 まとめ
病院では主に、
●炎症をしずめる『塗り薬』の処方。
●皮脂を抑える「ビタミン薬」の処方。
の2つのケアを行う所が、多いです。
症状がこれ以上ひどくならないように、悪化を食い止めるなら皮膚科に行く必要があります。
ですが、皮膚科にいっても根本的な解決にはなりません。あくまで「対処療法」だからです。
脂漏性皮膚炎は、頭皮から皮脂が出やすい体質なので、また皮脂分泌が増えれば同じような症状が起きます。
わたしたちは、完治よりも「再発を防ぐ」ケアを行わなければなりません。脂漏性皮膚炎は生活習慣病とも言われるのは、簡単に完治しないからです。
症状が悪化した場合には、迷わず皮膚科を受診する。そうでなければ、自宅でコツコツとケアをしていく必要があります。
どんなケアを、すれば良い?
症状によって、やるべきケアは異なります。
●フケ・かゆみ・湿疹がある場合
●抜け毛が気になる場合
まずは頭皮の皮脂を抑えることが必要です。皮脂を抑えられれば、マラセチア菌が増えることもなく悪化を防げます。
皮脂を抑えるには、「脂っこい物を食べない」「ストレスをためない」「しっかり睡眠をとる」ということが大前提です。
ストレスや睡眠は、自律神経を安定させるために必要です。自律神経のバランスが崩れると、興奮状態になり皮脂が分泌されやすくなるのです。
一番重要なのは「シャンプー」選びです。何気なく頭を洗っていても、シャンプー選びが悪いと余計に皮脂がたっぷり出ます。
何がきっかけで、皮脂が大量にでてしまうのか。それに対して、どんなシャンプーを使えば良いのか。くわしくは、下記のページをご覧下さい。
〜脂漏性皮膚炎で、抜け毛が気になる方へ〜
頭皮が荒れて、抜け毛も増えているなら・・頭皮の炎症が進んでいます。
ふけやかゆみ・湿疹といった症状で頭皮が荒れますが、「抜け毛」ですと毛根まで炎症が広がっています。
抜けた毛はいつかは生えてきます。ただ、髪にはヘアサイクルという周期があるので、一旦乱れると改善するのに時間がかかります。
抜けた毛は、早めにケアをしておくことが大事です。将来の薄毛予防のためにも、できることをしっかりやっておいた方が良いです。
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