コカミドプロピルベタインって何?気になる洗浄力とその安全性について

コカミドプロピルベタインって何?気になる洗浄力とその安全性について

コカミドプロピルベタインって何?気になる洗浄力とその安全性について

コカミドプロピルベタインという成分って、使ってもいいものなの?

 

 

シャンプーの成分チェックをしているときに、目にすることも多いのが「コカミドプロピルベタイン」。

 

 

コカミドプロピルベタインは「界面活性剤」の一つと聞いて、不安になっているかもしれません。

 

 

「できるだけ、頭皮にやさしいものを選びたい」と考えいる方にとって、この成分が配合されたシャンプーは果たして使っていいものなのでしょうか?

 

 

 

 

1.コカミドプロピルベタインは、どんなもの?

 

 

コカミドプロピルベタインは「両性界面活性剤」の一つです。高い洗浄力と微生物の殺菌効果の2つを併せ持ったものなのです。

 

 

ちなみに両性界面活性剤は浴槽などの消毒としても使われているものです。

 

 

両性界面活性剤の中でも、シャンプーに使うコミカドプロピルベタインは比較的低刺激なので肌に優しいです。

 

 

「界面活性剤=悪」と書いているサイトもありますが、実際は石油系の原料で作られた「合成」のものが頭皮に悪いだけです。

 

 

コカミドプロピルベタインはヤ「植物性の界面活性剤」ですので、ご安心ください。ヤシの実から取れるオイルから作られています。細かな泡もたちますので、髪を洗いやすいです。

 

 

一般的な界面活性剤よりも洗浄力が弱いのが特徴です。肌に優しいので大人用のシャンプーだけでなく、乳児用のシャンプーにも配合される事の多い成分です。

 

 

保湿効果もあるので、洗い上がりにきしむ事もなくしっとりするのも嬉しいです。

 

 

2.どのような化粧品・シャンプーに使われている?

 

コミカドプロピルベタインは、シャンプーやボディーソープなどに入っています。

 

 

コミカドプロピルベタインが入っているシャンプー

 

ハーバニエンス(旧 ハーブガーデン)

 

・凛恋(りんれん)

 

・プレミアムブラックシャンプー

 

ちなみに市販シャンプーですと、「LUXスーパーリッチ」などにもコミカドプロピルベタインは入っていますが、メインの洗浄成分がラウレス硫酸ナトリウムになっています。

 

コミカドプロピルベタインだけでは刺激性が低くても、ラウレス硫酸などの刺激成分と混ぜて使うと、頭皮が荒れやすくなるので注意が必要です。

 

 

 

 

3.この添加物の副作用・危険性

 

ラウレス硫酸シャンプーは大変洗浄力が強くて皮脂を洗い流してしまいます。使い続けているうちに肌がカサカサになってしまう事もあるので注意が必要です。

 

 

ラウレス硫酸シャンプーに比べると、コミカドプロピルベタインは洗浄力は弱めです。低刺で肌に優しいので頭皮が乾燥してしまう人や敏感肌の人も安心して使う事が出来ます。

 

 

ベビー用のシャンプーにも使われている成分なので、親子で安心して使用する事が出来るでしょう。ただし、この成分がシャンプーの容器に書かれていても、他の洗浄成分が混ざっていると刺激は強くなりますので、注意しましょう。

 

 

この成分は原料代が比較的高いため、市販の安価なシャンプーには少量しか配合されないことが多いため、気を付けてください。

 

 

4.コミカドプロピルベタインが入ったシャンプーは危険?

 

コミカドプロピルベタインは低刺激性で安全性が高いです。

 

 

ラウレス硫酸シャンプーを使っている人は、無くなり次第コミカドプロピルベタインが使われたシャンプーに切り替えると良いでしょう。

 

 

ただし値段はコミカドプロピルベタインが使われたシャンプーの方が高くなってしまいます。1本数千円する事が殆どだからです。

 

 

将来の頭皮と髪の健康を考えると、コミカドプロピルベタインが使われたシャンプーを使う事をお勧めします。健康な頭皮を維持する事で、抜け毛やパサつきなどのトラブルが少なくなるからです。