ダメージケアによいシャンプーは?髪が痛む本当の原因を知ろう
髪が痛んでパサパサ・・どんなシャンプーを使えばよいのだろう。
カラーを入れたり、ヘアアイロンで巻紙にしたりストレートにしたり。
髪には良くないな・・と思っていても、おしゃれのためにやりますよね。
で、気が付いたら毛先はパサパサ、癖がついて全然まとまらない・・
こんな状態になってしまいませんか?
まとまらないから、ヘアアイロンや縮毛をやって、さらに髪が痛むという無限ループ。
髪のセットで鏡にむかうたび、ウンザリしますよね・・
市販シャンプーで、ダメージケアというものを試しても私にはサッパリでした。
「どうやったら、ダメージをなくして元の髪に戻せるんだろう」
そう思って、髪とシャンプーについて調べまくりました。そこでわかったことがあります。
「ダメージケアというのを、勘違いしていた」
きっと私とおんなじように、傷んだ髪について勘違いされている方もいると思うんです。
「だから、いろいろシャンプーを変えてもダメだったんだ」
どういうことなのか、くわしくお話ししていきますね。
ダメージヘアって、どういう状態?
そもそも、ダメージを受けているのは、どういう状態なんでしょう?
「髪のキューティクル」がはがれている状態なんですね。
キューティクルって言葉、よく耳にすると思います。なんとなくイメージがあるかもしれません。
キューティクルは、髪の外側にあって水分を守るためにあるもの。
ちょうど、瓦屋根のようにずらーっと並んでいるんですね。毛先から根元まで。
ダメージを受けて、その瓦のいくつかがペロンとはがれている状態なんです。
はがれたところから、水分や髪の中のたんぱく質が抜けて「パサパサ」になる。
髪の内部がスカスカ空洞になるので、髪自体にコシがなくてうねりやすくなるのです。
じゃあ、何がダメージの原因になっているのか?というところなんですが・・
ここに、一つの"勘違い"があったのです。
ダメージを受ける、本当の原因
「いや、アイロンやカラーとかパーマでしょ?」
たしかに、そうなんです。ヘアアイロンの高熱でキューティクルが溶けますし、カラーなどの薬剤でダメージを受けます。
だったら、髪に悪いアイロンやカラーを一切やめれば一件落着か?というとそうでもない。
実は。
市販シャンプーも、キューティクルを壊す原因の一つなのです。
正確には、シャンプーに使われる「石油系界面活性剤」とよばれる洗浄成分です。
石油系界面活性剤は、「たんぱく質変性」を引き起こします。なんか、小難しい言葉が出てきましたね。
要は、髪の毛の性質が変わってしまうこと。元の働きをキープできずに、キューティクルの破壊なども引き起こします。
(ちなみに、髪の毛はたんぱく質からできています)
石油系界面活性剤は、台所用の洗剤にも使われているものなんですね。洗浄力は強力、でも原料が安いというメリットも。
市販シャンプーのほとんどが、石油系界面活性剤を使っています。原料は安く済むし、「洗った感」が出るからなんですね。
でも、髪にはとっても悪い。
ダメージヘアができる市販シャンプーって、いくつかあると思うんです。
エッセンシャル・ラックス・パンテーンあたりが定番ですよね。頭皮ケアの成分が豊富に入っていますが・・
〜市販の主要なダメージケアシャンプー〜
●エッセンシャル キューティクルケアシャンプー・・ラウレス硫酸アンモニウム・ラウレス硫酸Na
●ラックス スーパーダメージリペア シャンプー・・ラウレス硫酸Na
●パンテーン エクストラダメージケアシャンプー・・ラウレス硫酸アンモニウム
石油系界面活性剤は、「ラウリル〜 ラウレス〜」という成分を配合しているのがそうです。
3つとも、しっかりシャンプーに入っていますね・・
ダメージ補修成分がどうのこうの・・という以前のレベルです。使ってはダメなレベル。
もちろん、一般的な市販シャンプーもほとんどがこのたぐいのものですからね。
間違っても、頭皮のダメージをケアするために、上の3つのシャンプーは使ってはいけませんよ。
ヘアアイロンやカラー以外に、市販シャンプーがダメージの原因
ダメージケアに、良いシャンプーはどれ?
「石油系界面活性剤が入っていないシャンプー」が、大前提です。
あとはシリコンあたりも気になるかもしれません。私もシリコンは良くないと思っていたのですが・・
シリコンは、髪には直接ダメージを与えません。むしろ、髪をコーティングするので、ダメージから守ってくれます。
ただ、地肌に残ると頭皮が荒れる可能性があります。なので、シリコン入りは避けた方が良いかもしれませんね。
シリコンの代わりに、髪をコーティングする成分が入っているシャンプーが望ましいです。
一般的には、植物オイルが入ったものが良いです。髪にツヤを出しつつ、表面をコーティングしてくれます。地肌にもやさしいです。
●石油系界面活性剤が入っていない
●髪をコーティングする成分が入っている
という2つの条件をクリアしたものが、ダメージヘアには良いです。
よく市販のシャンプーで、ダメージを補修するっていうものがありますよね。
ダメージ補修というものは、あてにしない方がいいですよ。
キューティクルについて調べてみたところ、一度こわれてしまったキューティクルは再生ができません。
新しい髪に生え変わるまで、治すことはできないんですね。
だから、ダメージを治すようにうたっている成分でも、科学的な根拠がないのです。
キューティクルが壊れた部分から、水分が逃げないようにコーティングしてあげること。
これくらいしか、私たちにはできることがないのです。
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