ヘアアイロンの傷みを補修するシャンプーってあるの?
ヘアアイロンで受けた髪のダメージ、どうやったら修復できる?
くせ毛をストレートにしたい。髪をしっかりまとめたい。
安い物だと2000円代から買えて、気軽に使えるヘアアイロン。
髪が思うようにまとまらない人にとっては、貴重なケアアイテムだと思うんです。
でも、アイロンをかけすぎると髪が傷んでしまう。
使うたびに、髪がパサパサになってしまう・・
髪が明らかにツヤがなく乾いているし、見た目もチリチリしていませんか。
で、傷んだ髪をきれいにするために、またヘアアイロンを使う悪循環・・
きれいな髪でいたいけど、ダメージヘアも気になりますよね。
こういう「髪の傷み」が出る場合、どういったケアをすれば良いのでしょうか。
どうしてパサパサになってしまう?
髪がパサパサになるのは、アイロンの熱でキューティクルが損傷しているから。
髪の表面に、ウロコのように並んでいるのがキューティクル。名前は聞いたことがある方も、多いと思うんです。
キューティクルがはがれてしまうと、髪の中のタンパク質や水分が逃げやすくなります。
だから、水分量の少ない髪になって、パサツキやうねりが起こりやすくなるのです。
キューティクルの限界温度は、150度前後と言われています。
ただあくまで目安なので、髪質によってはもっと低い温度でキューティクルが溶け出す可能性もあるワケです。
1本の髪の毛には、毛先から根本までたくさんのキューティクルが並んでいます。
キューティクルの広い範囲でダメージを受けるほど、髪は水分がなくなります。
基本的に、ヘアアイロンを使うのはNGです。
どうしても髪をすぐにストレートヘアにしたければ、縮毛で美容師さんに相談です。
今の時点でヘアアイロンを使う習慣を止めないと、チリチリ・ボサボサの髪になってしまいますよ。
トリートメントで、修復できる?
何を使っても、一度壊れたキューティクルは修復できません。
市販のシャンプー・トリートメントでも「補修機能」にスポットをあてたものとかありますよね。
あれって、何の根拠もないものです。髪自体は、何をあたえても一度壊れたものは治りません。
皮膚なら、ターンオーバーによる生まれ変わりはありますが。髪は生え替わらないと、復活は無理です。
トリートメントも洗い流すものと、洗い流さないものがありますが、どちらでも修復はできません。
キューティクルがこれ以上、壊されないように守るケアをするのが第一です。
まだまだ髪には、キューティクルが残っています。少しでも多くのキューティクルを維持できるように。
イメージとしては、キューティクルをキープしつつ、健康な髪が生え替わるのを待つ。
もちろん、現状維持だと今の「パサパサ髪」はこれ以上良くなることはありません。
キューティクルを守りつつ、トリートメントで髪の表面にツヤをあたえるケアが現実的。
ダメージヘアは、それほど深刻なのですね。今できるベストな選択肢は、コレなのです。
キューティクルを守るには、シャンプーを
「えっ?トリートメントで髪をコーティングすれば守れるんじゃない?」
たしかに、キューティクルは髪の表面を覆って守る働きがあります。
ですが、普段使っているシャンプー選びをおろそかにすると、ますますひどくなりますよ。
なぜなら、シャンプーの中でも、洗浄力が強い物だとキューティクルをはがすからです。
市販シャンプーは特に、洗浄力の強いラウリル、ラウレス硫酸系の成分を使っています。
髪に付着した皮脂汚れを落とすのに役立ちますが、同時にキューティクルにもダメージになります。
シャンプーは髪にやさしいものを使うこと。
その上で、トリートメントで髪の表面をしっかり覆って、余計な刺激を防ぎつつツヤだしすれば良いですよ。
サラサラ真っ直ぐな髪を手に入れるには、アイロンが手っ取り早いのですが・・
ダメージヘアをそのまま見過ごしていると、将来の自分の髪がますますひどくなってしまいますから。
シャンプー選びですが、市販シャンプーはまず避けた方が良いです。
値段が安いものは、シャンプーの場合はそれなりのレベルのものなのです。
洗浄力が強力なだけでなく、余計な添加物が頭皮に刺激をあたえてしまいますから。
髪の悩みを解消するには、市販のものよりワンランク上のものを使うようにした方が良いです。
ケアにお金をかけるより、しっかり今の髪を守るシャンプーに投資するのが、賢いケアだと思いますよ。
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