【30過ぎたら】髪のうねりを改善するシャンプーとトリートメントの選び方
昔はストレートのサラサラヘアーだったのに、年々髪がうねってしまうのはどうしてなんだろう・・?
これといったきっかけがないのに、髪がまとまりにくくなる経験ありませんか。
髪が微妙にうねるから、思うようにスタイリングが決まらない。かといって、オイルやトリートメントをたっぷりつけても髪がべたべたするので不潔っぽく見える。
若い頃にはなかった、髪が"ガタガタで波打つような感じ"。
どうして、年とともに髪がうねってしまう?
どんなケアをすればいい?
気になる疑問に、お答えしていきたいと思います!
1.加齢による"うねり"がでる原因は?
●髪が痛んで、水分を吸い込んでしまう
●髪の栄養不足で「コシ」がなくなる
●毛穴のたるみ
の3つがあります。
髪が痛んで、水分を吸い込んでしまう
髪をセットしても、時間とともに髪がうねって"ゆるいウェーブ"がかかったようになりませんか?
湿気の多い場所にいくと、髪が水分を吸収してしまって「部分的にふくらむ」からなのです。
部分的に、というのは「髪がダメージをうけて、キューティクルがはがれたところ」だけ水分を吸収します。
髪全体が水分を吸い込めば"うねうね"にはならないのですが、痛んだ場所だけ水分を吸って膨らむので「クセがかった」みたいになるのです。
〜参考:髪の中は、どういう仕組み?〜
髪の中は表面に「キューティクル」があり、その中に「コルテックス」と「メデュラ」と呼ばれるものが入っています。
この中に入っている「髪の強さを決める、コルテックス」と呼ばれる部分に水分が入り膨らむことで"うねり"が出てしまうのです。
髪の栄養不足で「コシ」がなくなる
髪には血管を通じて、栄養分が送り込まれていきます。
年齢とともに血管も固くなり、血液が流れにくく「頭皮の血行不良」が起こりやすくなります。
若い頃のように、髪に十分に栄養分が送り込まれず、栄養不足で「元気なコシのある髪」が生えにくくなるのです。
髪が全体的に「うねうね」してきて、ボリュームが出にくい場合は「髪の栄養不足」が考えられます。
毛穴のたるみ
「髪のうねりと毛穴って、どういう関係があるの?」と思うかもしれません。
もともとストレートヘアー(直毛)の人は、毛穴の形は円形になっています。
ところが加齢によって皮膚がたるんで引っ張られると、毛穴の形もゆがんでしまうのです。まっすぐに生える髪が、はじめから曲がって生えてくることで「癖毛」になってしまいます。
頭皮がたるんでも、すべての毛穴がゆがむわけではありません。そのため、部分的に髪がうねりやすくなるケースが多いのです。
2.どうして、ヘアケアしてもまとまらない?
「夜にシャンプー・トリートメントをして、朝に髪をセットしてもまとまらなくなってくる・・」いったい、どうしてなのでしょうか?
考えられる原因としては、以下の2つがあります。
●髪の傷んだ部分を、しっかりカバーできていない
●地肌のケアが不充分
髪の傷んだ部分を、しっかりカバーできていない
髪がいたんでキューティクルがはがれた場所が「むき出し」になっていると、水分を吸い込んでうねってしまいます。
キューティクルがないということは、髪に「部分的に穴が開いている」ようなイメージを考えてもらうとわかりやすいと思います。
自分ではしっかりケアしているつもりでも、実はキューティクルにとっては良くないことをしていたり、十分にケアできていないことがあるかもしれません。
具体的に、どういうケアが良いのかを紹介したいと思います。
地肌のケアが不充分
髪がうねるのは「髪の毛の問題」だけだと、考えていませんでしたか?地肌も髪もセットでケアしなければ、うねうねの髪は改善しません。
地肌のケアもしないと、血行不良で髪に栄養が行きにくいだけでなく、頭皮がたるんで「毛穴のゆがみ」につながります。
3.うねりを改善するケアの仕方
●普段の生活で気をつけること
●地肌マッサージの仕方
●シャンプーの選び方
●トリートメントの選び方
について、お話ししていきます。
普段の生活で気をつけること
シャンプーしたあとにドライヤーをかけて、しっかり髪を乾かしましょう。
よく、パパッとタオルドライだけしてあとは自然乾燥・・という方もいますが、髪によくありません。
なぜなら、"髪が濡れたまま"の状態にすることで、髪のキューティクルが開いたままになってしまいます。
キューティクルから水分が逃げてしまい、髪がしぼんだようになってしまうので「うねり」が出やすくなります。
うねりが起こるからといって、ヘアアイロンを使って髪を伸ばすのはよくありません。
髪のキューティクルは熱に弱いので、ますます髪のダメージが広がりやすくなってしまいます。
あくまで、トリートメントやヘアオイルでできる範囲で、髪をまとめるようにしましょう。
髪全体にうねりがでたり、いくらセットしてもまとまらない・・という場合は「縮毛矯正」も一つの方法です。
美容室で行えば、髪と地肌に負担をかけずに髪を伸ばしてくれます。
ただ、お金がかかるということと、継続してかけ続けなければ持続できないという点がデメリットです。
地肌マッサージの仕方
年齢とともに固くなってきた頭皮を、毎日のシャンプーに合わせて行うのも効果的です。
シャンプーを洗い流し終わって、頭皮が水分を含んでやわらかくなった時が「はじめ時」です。
1. 5本の指の腹をあてて、指は離さずに「持ち上げる」ようにします。その後、指は離さずに円を描くようにします。
2. こめかみのあたりからはじめて、頭頂部まで少しずつ移動させながら行う。
3. 今度は髪の生え際からはじめて、同じく頭頂部まで行う。
4. 頭皮全体をもみこむような感じで、1〜2分湯船につかりながらやるとよいでしょう。
シャンプーの選び方
シャンプー選びも大事です。市販でも、くせ毛・うねり用のシャンプーがいくつか発売されています。
いずれも髪のダメージを抑えるために「表面をコーティング」して、スカスカな髪の中もケアするというものです。
もちろんストレートヘアーを目指す方にとっては、ピッタリのシャンプーと言えるかもしれませんが・・ある問題もあります。
うねりをケアする成分がいくら入っていても、キューティクルに良くない成分が入っているため、オススメできません。
その成分がなにかと言いますと、、「ラウレス硫酸」という洗浄成分なのです。
市販の安いシャンプーでよく使われる洗浄成分なのですが、使えば使うほど髪ダメージが蓄積して「キューティクルがはがれやすくなる」おそれがあります。
もともとラウレス硫酸は、台所用洗剤としても使われているものなのです。刺激が強そうなイメージをもちませんか?
健康な髪の人には、そこまで問題がないのですが、痛んだ髪の人が使うとさらに悪化する恐れがある成分なので、避けた方がよいでしょう。
トリートメントの選び方
トリートメントをしっかり行うことで、「髪の痛みを補修」して「髪に栄養」を与えることができます。
ただ、トリートメントには「インバストリートメント」と「アウトバストリートメント」がありますので、目的によって使い分けた方がよいです。
シャンプーした後に使う「洗い流すトリートメント」です。リンスやコンディショナーと目的は一緒のものです。
●髪に栄養を送り込む
●傷んだ髪を補修する
働きがあるものです。
髪のうねりをケアするには、インバストリートメントをしっかり使ってケアするのが基本です。市販のものでも、補修効果・栄養豊富なトリートメントはいくつかあります。
お風呂上りに使う「洗い流さないトリートメント」のことを指します。
●髪をコーティングして、ドライヤーの熱からダメージを守る
●髪にうるおいを与え、パサつきを防ぐ
ダメージの悪化や、髪の乾燥を防ぎたい方は、アウトバストリートメントを使ってケアするのがよいでしょう。
トリートメントもシャンプーと同じく、余計な添加物が入っているものが多いです。
さらには、なぜかシャンプーのように「ラウレス硫酸」が入っているものもありますので、成分には注意しましょう。
あとは、シャンプーでノンシリコンにしてもトリートメントはシリコン入りのものがほとんどですので、シリコンによる髪ダメージも気になるところです・・。
髪のうねりやダメージが気になる方なら、「ハーバニエンス(旧 ハーブガーデン)」のトリートメントがおすすめです。
無添加オーガニックで有名なハーバニエンス(旧 ハーブガーデン)シャンプーのの姉妹商品なのです。
ネット通販でしか買えないのですが、市販のトリートメントと違って
●インバストリートメント
●アウトバストリートメント
●地肌マッサージ
いずれのケアもすることができて、とても便利なのです。
あれこれケア用品を買わなくても、これ一つで髪と地肌のケアができるというメリットがあります。
トリートメントにしては珍しい「無添加でノンシリコン」というのも魅力です。
こってり感は強くありません。水分をたっぷり含んでいて、プルプルな感触です。
髪になじませても、ベタベタするほどのしつこさがありません。なじみも良くてスルスルつけられます。ラベンダーのほのかな香りも、髪に残っていい感じです。
ドライヤーで乾かすと、髪がサラサラになって軽い質感になりました。サラサラなのに、髪が"広がらずまとまる"という不思議な感覚です。